飛行機内でタバコを吸う手口。

CAの仕事

機内で、たばこを吸ってはいけない、とわかっていても欲求に負けて吸ってしまうことはありませんか。

実は、機内でたばこを吸える場所があるのです。

なぜなら機内のトイレの中で吸うと誰にも見つからずに、吸うことができるのです。

この記事では、トイレの煙感知システムに、ペーパーカップで蓋をすると、たばこを吸って煙が出ても警報音が鳴らないことを書いています。

この記事を読むと、機内で我慢できずにたばこを吸った人が、その結果、警察に逮捕されるまでの一部始終がわかります。

飛行機内が禁煙になった経緯

禁煙席マーク・喫煙席マーク【分煙】イラスト - No: 1614842 ...

1990年前半まで飛行機内では、たばこが吸うことができました。

飛行機の前方を喫煙席、後方を禁煙席に分けていたのです。

その後、世界的禁煙ブームの後押しで、日本では1992年、5月31日の世界禁煙デーをきっかけに、国内の各航空会社では、禁煙化が始まりました。

1990年以前の飛行機内では、喫煙者の多くが、「他人の煙は嫌いだけど、たばこは吸いたい」と言う旅客が多く、対策として、エコノミークラス最後尾の座席2席を空席にして、喫煙席にしていました。

当時のCAは、灰皿にたまった吸い殻をマスクもせず頻繁に交換していたのです。

機内のトイレに灰皿がある理由

画像ギャラリー | 時代に逆行 幻の「喫煙者専用航空」とは 機内 ...

出典:乗り物ニュース

機内が禁煙になった今も、トイレで隠れてたばこを吸う旅客が、後を絶ちませんでした。

なぜなら、機内にはタバコやライター(1人につき1個)の持ち込みが可能で、全ての飛行機にはトイレの中やトイレのドアに灰皿が用意されているのです。

 

灰皿がある理由

機内が禁煙であることを知らずに、タバコを吸う人が今でもいるのです。

私たちCAも驚きますが、注意された乗客も「えっ、だめなの?」と驚く人がいるのです。

トイレに設置されている灰皿は、機内が喫煙禁止を忘れていたり、知らなかったという人がタバコを吸おうとした時に、即座に火を消すことができる安全の為のものなのです。

万が一に備えて灰皿を設置してあり、決してタバコを隠れて吸うためではありません。

つまり、トイレの灰皿は、航空法の歴史を安全上の観点から受け継いでいるものなのです。

 

機内火災の原因

 

機内火災の原因で多いのが、トイレのゴミ箱に捨てた吸い殻によるものです。

飛行機の中は、密閉空間なので、万が一火災が発生した場合には、すぐに脱出することができないので、大きな事故につながるのです。

飛行機で火災が発生すると、誰も助けに来てくれません

多くの喫煙者が、タバコの吸殻を捨てるゴミ箱は、使用済みのペーパータオルで溢れているので、吸い殻から発火して火災に発展し、気付くのが遅れれば、全員が死の危険にさらされるのです。

機内には、ハロン消火器や水消火器が搭載されていますが、数は限られており、機内は乾燥しているので、火はすぐに燃え広がります。

密閉された機内で煙が充満すると、どんなに低い姿勢をとっても、二酸化炭素を吸い込むことになってしまうのです。

火災は発見が遅れると、大惨事つまり墜落する可能性が出てきます。

トイレ内の煙感知器

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トイレでたばこを吸うと煙感知器が作動し、近くの空港に緊急着陸や出発した空港へ

引き返します。

自分だけでなく、全旅客のスケジュールが台無しになってしまうのです。

煙感知器の仕組み

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出典:https://www.denchiya.net/c/emergency/sensorsmoke/sensorsmokehochiki/MAI-SLAB-2RLYD-BWN

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煙の感知器がついているため、トイレ内でたばこを吸うとす、警報器が鳴りバレてしまいます。

私たちCAは、離陸前の事前準備でトイレの煙感知器の警報音が正常に作動するか毎回確認しています

喫煙者が行う手口

Cover a Smoke Detector Step 2というタイトルの画像

喫煙者は、紙コップ等で感知器の空気口を覆って、たばこを吸っています。

飛行機のトイレ内には、うがいや歯磨き用の小さな紙コップが設置されており、それを利用しているのです

しかし、タバコの臭いまで消すことはできません。

CAや他の旅客に気付かれます。

その結果、50万円以下の罰金を科せられるか、国によっては逮捕されることもあります。

それでも、国土交通省の調査で毎年、各航空会社それぞれ1年間に、100件以上のトイレ内喫煙が報告されています。

安全阻害行為

トイレ内でたばこを吸うことは「安全阻害行為」という機内での迷惑行為として、法律によって禁止されています。

禁止命令の対象となるのは、「航行中にドアを開けようとする危険な行為」等あわせて8項目あり、そのうちの1つがトイレでの喫煙です。

機長による禁止命令に従わない場合、50万円以下の罰金が科せられることがあり、国によっては逮捕されることもあるのです。

喫煙して逮捕された事例

成田発ロサンゼルス行フライトでたばこを吸った旅客がいた時の出来事です。

その便は、ファーストクラスからエコノミークラスまで満席で、特別食をリクエストする旅客が多く、CAはサービスに集中していました。

離陸して2時間30分

食事サービスが終わり、CAが機内販売をしている時に、飛行機の一番後ろにあるトイレの煙感知器が作動し、機内中にサイレン音が鳴り響いたのです。

耳を突き刺すように大きなサイレン音で、寝ている旅客は起き出し、機内は騒がしくなり、機内は騒然としました。

トイレへ向かったCAが、「お客様!お客様!」と声をかけても反応がなく、外側から強制的にドアを開けたのです。

機内のトイレは、乗客が倒れた場合に備えて外からCAが鍵を開けることができる仕組みになっています

トイレには、40代の男性が、煙草を吸いながら、こちらを睨みつけているのです。

CAが注意すると、男は黙ってたばこを洗面台に押し潰し、ゴミ箱へ捨て、自分の座席に戻っていったのです。

すぐに再燃防止の為、水に濡らして処理しトイレ内の清掃と消臭をしました。

ここで禁止行為の警告書を読み上げます。

警告の次は、機長から安全阻害行為として命令書を出し、警察待機要請を出すことができます。

離陸して4時間

CAは交代で食事をとっている時に、女性客が来て「また同じ男が煙草を吸ってる!」

と言うのです。トイレへ近づくと煙草の臭いがして煙がうっすら見えます。

ドアを叩いて外から開けようとしても、中からドアが開かないよう細工をしていて無理で、男はとうとうトイレから出てこなくなってしまったのです 。

操縦室へ状況を報告すると、キャプテンが「成田空港へAIR TURN BACKする」と言うのです!!

 

  キャプテン

  • 閉じこもって何をするかわからない。
  • 警告書を出している。
  • 喫煙で火災が起こる可能性。
  • 自暴自棄になり危険。

 

と判断したのです。旅客へ機内アナウンスで成田空港へ戻ることを伝えると、他の乗客たちはクレームを爆発させはじめました。

AIR TURN BACK

CAはクレーム対応に追われました。しかし飛行機が旋回し、時間が経つにつれ機内は落ち着きを取り戻しました。

成田空港では、警察が待機し、他の乗客が下りた後、警察官と地上スタッフが男を取り押さえました。

男は、無言のまま暴れ始めたので、現行犯逮捕されました。

 

逮捕理由

  • トイレでの喫煙。
  • CAへの業務妨害。
  • 警察への公務執行妨害。

 

事情徴収後、男は誰もが知る大手新聞社の記者だとわかりました。会社の出張でロサンゼルスへ移動中で、今回の事件は、男の会社へ全て報告され、懲戒処分を受けたのです。しかし航空会社は男から罰金を徴収しなかったのです。

それだから機内での喫煙が後を絶たないのではないでしょうか・・・

電子たばこ・加熱式たばこ

電子たばこや加熱式たばこも飛行機内では使用できません。

機内への持ち込みは可能であっても、使用や充電はできないのです。

理由

  • 火を使う。
  • 煙が出る。
  • におい等で他旅客の快適性に影響を与える。
  • 火災の発生源となる。

 

つまり他の旅客への迷惑となり、機内で緊急事態へ発展する火災の恐れがあるのです。

発見したCAは、たばこの吸い殻の物的証拠・発生時刻、発生場所、発生状況の確認・目撃者の証言を入手します。

最後に

2018年に事故死者が出た航空会社は15社 | TABIZINE~人生 ...

出典:TABIZINE

飛行機は密閉された空間です。多くの人が過ごし、火災発生時には逃げ場がありません。

こんな危険を冒してまで、機内のトイレでたばこを吸いたいと思いますか?

旅客全員が快適な空の旅を楽しめるよう、CAは努力しています。

航空会社は、毅然とした対応を取ることを心がけ、喫煙者からは罰金を徴収し、社会へ還元していく必要があり

 

https://cabinattendant.blog/6381/pilot-and-ca-die-early-with-cancer/cabin-attendant-contents-of-work/

 

 

 

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