飛行機内でコロナウィルスに感染するリスクが低い座席とその理由をCAが教えます

コロナウィルス感染を防ぐマスクCAの仕事

密閉された飛行機内でコロナウィルスに感染するリスクがあるのではないか?と不安に思うことはありませんか?

実は、コロナウィルスに感染しにくい席があるのです

なぜなら、コロナウィルスは飛沫感染だからです

私は、飛沫を避ける行動によって、コロナウィルスに感染することなくフライトしています

この記事を読むと、コロナウィルスに感染するリスクが高い座席と低い座席がわかります

つまり、感染リスクが低い座席は、窓側でトイレから遠い座席である、ということがわかるのです

感染リスク

一般的リスク

飛行機は世界中を飛び回り、たくさんのウィルスや菌を運んでいます

新型コロナウィルス感染拡大で海外渡航へのリスクが認識されました

世界中のあらゆるウィルスや菌が、機内では常に存在しており、SARSやMARSの時のように空気中に危険なウィルスや菌が漂っています

 

CAは、1日に1000人以上ものお客様と対面する日もあります

コロナウィルスは飛沫感染です

  • 手や指を通じて、鼻や口から入る
  • 会話や咳で、ウイルスを含む飛沫や粒子を吸い込む

などして、感染します

換気の悪い密閉空間では、5μm未満の粒子が、しばらくの間、空気中を漂い、少し離れた
距離にまで感染が広がる可能性もあるのです

感染しないためには

  • 密閉
  • 密集
  • 密接

を避ける必要があるのです

機内でのリスク

半径1mを超える範囲の乗客と接したCAの平均は1分間に1,149人もいると言われています

そして、半径1mを超える範囲の乗客と接した1,296人の場合、平均接触時間は1分間に47人

  • お客様の使用済みのカップを回収
  • 頻繁にトイレ掃除
  • 数百人が密室で数時間を過ごす飛行機
  • 月の半分はホテル暮らし
  • 乾燥している機内やホテルの部屋(機内の湿度は10%前後です)

 

参照:TEXT BY ROBBIE GONZALEZ TRANSLATION BY YOKO SHIMADA

 

乗客がどのように行動するのかを実際の機内で調べる研究が行われました

 

その結果「TEXT BY ROBBIE GONZALEZ」は、旅客がどの座席に座るかによって、感染の危険度が変わるという研究結果が出しました

 

 

リスクの根拠

TEXT BY ROBBIE GONZALEZの研究結果によって、感染源がCAでも乗客でも窓側の席が感染リスクが低いことがわかったのです

 

人や物との接触が多い通路側の人が一番危険なのです

理由は、手が触れるものが全て危険だからです

  • テーブル
  • 肘掛け
  • テレビ画面
  • コントローラー
  • 座席周り
  • トイレのドアノブ
  • 機内雑誌

トイレには、大腸菌がたくさん存在しており、普通のフライトで、1つのトイレを50人~75人が使用していることも判明しました

感染対策を考えて座席を選ぶなら、トイレから遠いことが大切なのです

 

注意点

 

厚生労働省はコロナウイルスの感染を予防するため

  • マスクの着用
  • 手洗い
  • うがい
  • 消毒
  • 換気

が大切であると呼び掛けています

 

旅客機の機内は、密閉されるので換気が難しいと思う人はいませんか?

換気

機内の空気は約2分から3分ですべて入れ替わっているのです!

APUという補助動力装置に穴や、エンジンから、外気を取り込んで、常に新しい空気が作られて機内に送り込まれています

また、機内の空気を清潔に保つため、高性能空気フィルターを使って、空気が循環しているのです

 

消毒

CAは、お客様の手が触れる部分を定期的に消毒を実施しています

  • 国際線は、毎便到着後に、アルコール消毒
  • 国内線は、毎日夜間にアルコール消毒

また日本到着後の夜間整備で

  • テーブル
  • ひじかけ
  • トイレのドアノブ
  • 蛇口

をアルコール消毒しているほか、CAは常時マスク着用、飲食サービス時には手袋、ゴーグル着用しています

 

しかし感染リスクを減らすことはできても、はたして完璧な除去は可能でしょうか?

 

危険性

飛行機は、野菜や果物、海産物、肉などの生鮮食品も運びます

採れたて・獲れたての食材が、産地から空輸によってスピーディーに全国各地へ運ばれています

もし食材の隙間にウイルスや菌がいたら?

世界中を飛びまわる私たちCAにとっても、感染リスクに不安を抱えているのが現実です

 

海外では伝染病や寄生虫が蔓延している国が多いので感染予防に気を付けて行動しています

 

コロナ禍の今、ステイ先によっては、ホテルから一歩も出ることができなかったり、外出許可証をホテルへ提出し、20分以内に戻る等、厳しく管理されています

食事は、ルームサービスか日本から持参した保存食です

 

自分の問題だけでなく乗客や社会へ与える影響が大きいので、責任重大です

万が一、下痢・発熱・嘔吐などで体調がおかしい時は、症状が軽い場合でも会社へ報告し、検疫所・保健所の指示に従っています

補足

CAが守ること

CAは海外滞在中に避ける食べ物がマニュアルで決まっています

  • 生水・氷
  • 生野菜・魚介類などの生もの
  • プリン・ヨーグルト・アイスクリーム・牛乳
  • カットフルーツ・フレッシュジュース

 

実際は、ヨーグルトやアイスクリームは食べてます

生野菜や新鮮な魚介類も積極的に食べてます

牡蠣にあたって、フライトを切った人もいました

 

原因
タイコレラ・赤痢などの法定伝染病や、腸炎ビブリオ・サルモネラなどの食中毒が発生する
フィリピンコレラ・赤痢・A型肝炎などの法定伝染病や、腸炎ビブリオ・サルモネラなどの食中毒が発生する
マレーシアCAの間で下痢が発生する頻度が2番目に多い

コレラ・赤痢などの法定伝染病や、腸炎ビブリオ・サルモネラなどの食中毒が発生する

ベトナム感染症は一年を通して発生しているが、雨季は多発する傾向にある

マラリアをはじめとする寄生虫が多い

インドネシアCAの間で下痢が発生する頻度が1番多い

コレラ・赤痢などの法定伝染病や、腸炎ビブリオ・サルモネラなどの食中毒が発生する

インド水質はほとんど飲用に適さない

火を通したものを食べる(ヨーグルトやラッシーは汚染されているものがある)

デング出血熱予防の為、蚊に刺されないよう肌を露出しないこと

メキシココレラ・赤痢・腸チフス・サルモネラ・A型肝炎が多発している
ブラジルコレラ・赤痢・腸チフス・サルモネラ・A型肝炎が多発している

(参考文献:厚生労働省検疫所 FORTH 海外で健康に過ごすために)

東南アジア・インドなどは衛生状態が日本とかなり違います

コロナ禍の現在、インド便では、機内食は日本から往復搭載し、CAはステイせず、他の国を起点にして、折り返し戻ってきています

 

うがい・手洗い・歯磨きをミネラルウォーターでやるために大量の水をスーツケースに入れている人もいます

CAの中には洗顔や洗髪にもミネラルウォーターでやらないと、下痢をする人がいました

 

 

潔癖症のCAは、ホテルの部屋でもマスクにビニール手袋をして過ごしていると聞きました

  • リモコン
  • 電話
  • 電気やエアコンのスイッチ
  • トイレのドアノブ

全部、消毒スプレーで消毒するそうです

 

タオルも自分で持ち運び、荷物を置く場所には、全面にティッシュペーパーを敷き、リモコンはラップして使うと言ってました

 

私たちCAには、マニュアルで自己管理が義務付けられており

  • 時差
  • 気温
  • 気圧
  • 水質等の衛生面
  • 環境の変化
  • 食生活

を常にコントロールしなければなりません

フライトの前には、健康異常の申し出義務があるのです

体調不良が原因でお客様が不快な思いをしたり、緊急時に安全保安要員として行動できないことは問題があるからです

でも実際は体調が悪くても、隠して飛ぶことは多いんです

なぜなら、出発直前にフライトを切ることは人事評価に反映するからです

 

出発直前に 前歯の差し歯がとれたCAは、あまりにも見た目が残念、お客様を不快にさせてしまう、という理由で交代させられたことがありました

 

私生活の健康管理義務

  • 休養をとる
  • 睡眠を確保
  • 食生活に留意
  • 疲労回復

緊急脱出時に瞬時の判断と機敏な行動ができる状態が必要なのです

 

 

こんなに制限されている生活なのに年収が400万円~500万円って納得いかないですよね!!

 

伝染病

特に伝染病には注意が必要です

激しい下痢、嘔吐、発熱の症状が出た場合、機内業務は中止になります

海外で発症した場合は、支店長の手配で医師の診断を受け、治癒するまで乗務は禁止です

発症前72時間の飲食を申告しなければいけません

医師の許可が出て、やっと帰国できます

医療機関への医療費は自分で支払い、後日、会社に請求しています

迷惑をかけるのが悪い、と言って我慢して帰国便に乗務するCAはたくさんいます

伝染病

コレラ重症化すると1日20回以上の下痢や嘔吐、脱水症状になる

汚染された生水や生ものから感染

赤痢下痢・発熱・嘔吐は菌の型によって違いがある

保菌者によって汚染された食器には注意し、蚊がたかっている食品も気を付ける

腸チフス下痢が起こらないこともある・徐々に熱が上がり発疹が出て便秘・鼓腸(ガスがたまること)になる

保菌者から感染

マラリア潜伏期間があり、悪寒・震え・39度以上の発熱・頭痛・筋肉痛

悪化すると、意識障害や腎不全、黄疸を起こし死亡する可能性がある

デング出血熱悪寒・頭痛から始まり、突然の発熱・全身の痛み・リンパ腺の腫れ・皮下出血があり、5~10%が死亡する

ウィルスを持った蚊に刺されて発症する

肝炎(A,B,C,D,E型)38度以上の発熱・倦怠感・食欲不振・嘔吐・黄疸

A,E型=ウィルスを含んだ食品などから感染

B,C,D型=感染者の血液・体液から感染

腸内ビブリオ食中毒下痢・腹痛・発熱・嘔吐

海産魚介類などを生で食べると感染する

サルモネラ菌8~24時間の潜伏期があり、発熱・腹痛・下痢がおこり、通常は2~3日で治る

肉製品や低温滅菌していないミルクから感染

黄色ブドウ球菌30分~6時間の潜伏期の後に下痢・腹痛・嘔吐が現れる

おにぎり・寿司・乳製品・肉・魚製品が感染源

ボツリヌス菌下痢を伴う神経症状

18時間の潜伏期

野菜・ソーセージ・燻製肉が感染源

(参考文献:厚生労働省検疫所 FORTH 海外で健康に過ごすために)

 

 

まとめ

 

密閉された飛行機内でコロナウィルスに感染するリスクがあるのではないか?と思われがちですが、機内の空気は約2分から3分ですべて入れ替わっているので感染リスクは低いと言われています

その中において、さらに感染リスクが低い座席を選ぶなら、トイレから遠くて窓側の席が最適ということが研究結果でわかったのです

 

コロナ禍を経験して、CAという仕事の位置付けや役割の変化を感じ始めてます

そして、給与は月手取り5万円という残酷な額に下がってしまいました

 

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