機内で酸素マスクが落下してきたら?

CA
すぐにマスクを鼻と口を覆うように装着してください
酸素マスクが落下する要因として、Decompressionがあります
- 減圧とは、わずかな空気漏れや与圧装置の故障等により徐々に起こる場合
- 急減圧のように突発的に発生する場合があります
急減圧した際は、すぐ酸素マスクを装着しないと、低酸素症に陥り、酸素供給が不十分になり
急性の精神的・身体的障害がおこります
低酸素症の特徴
- 苦痛を感じるような明らかな症状がないこと
- 思考力、記憶力、判断力が低下することです
低酸素症が発現してから意識を喪失するまでの時間を有効意識時間といって、短時間で意識を失います
有効意識時間と高度の関係
・高度3万feet→90秒
・高度3万5千feet→45秒
・4万feet→15秒
で、もし急減圧時の有効意識時間は、上記の半分です。
ですから、CAは、与圧の低下で酸素マスクが落下してきた場合、すぐに自分たちの鼻と口を覆います
空席があれば着席し、ない場合は、姿勢を低くして座席の一部をしっかりと抱え込み、機長からのアナウンスがあるまで待機するので、お客様に呼ばれても対応できないのです
身振り手振りでの案内になるので、ご自身でマスクを取って鼻と口に当ててください
飛行機は、通常3万feet~4万feetの上空を飛行しています
急減圧が起きると7~8秒で意識を失う可能性があります。お子様のマスクは、保護者の方が装着してからに着けてあげてください
減圧や急減圧はいつ発生するかわかりません
座席にお座りの際は、常にシートベルトを押し目下さい
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